第9回 高大連携研究協議会を開催
12月17日、本学にて第9回 高大連携研究協議会を開催しました。
本会には福岡県内外の高等学校や中学校の校長をはじめ管理職の方々、福岡県知事部局、福岡県教育委員会、地域の諸教育委員会の関係者、生徒など合わせて220人に参加いただき、今年度の高大連携事業についてプレゼンテーションを行いました。
冒頭、本協議会の主催者である都築明寿香学長が登壇し、「本協議会は皆様方のご支援のもとにおかげさまをもちまして、今年で第9回を迎えました。 本学がこの協議会に力を注いでおりますのは、小・中・高校、特別支援学校の教育現場、そして各地域で実際に生徒の教育にあたられている先生方のお声を真摯に伺い、大学教育全体に反映することが本学の教育改革に最も必要なことであり、またそれなくしては何事も成しえないことを十分承知しているからでございます。本協議会が年を追うごとにご参加者が増し、研究会の質的向上がなされていることも、ご参集の先生方のお陰でございます。心から御礼を申し上げます」と挨拶しました。
本学では2015年より、大学と高校が相互協力のもとに互いの教育改革に取り組むことで今後の進路や専門的な知識を学ぶ機会を持つことを目的として「高大連携」を積極的に進めており、現在、県内外の高校59校及び2つの市教委と提携しています。
高大連携事業により、生徒たちが本学の留学生との交流授業や大学で行われている専門的な授業を体験できるほか、大学教員から受験に必要な小論文やエントリーシートの作成方法の指導を受けたりすることができるようになっています。
高等学校の教員によるプレゼンテーション
協議会では高校生によるプレゼンテーションも行われ、福岡県立宇美商業高等学校の生徒によるプレゼンテーションでは、商品の開発や販売を通じてアントレプレナーシップを育む「株式会社ウミダスカンパニー」の取り組みを紹介しました。
また、福岡県立筑紫高等学校の生徒によるプレゼンテーションでは、7月から10月にかけて本学の教員が実施した“データサイエンス講義”について発表し、自身がマネージャーを務めるソフトボール部でのスポーツ分析や文章の添削、面接対策などにデータ分析や生成AIを活用した事例を紹介しました。
福岡県立宇美商業高等学校の生徒によるプレゼンテーション
福岡県立筑紫高等学校の生徒によるプレゼンテーション
本学では、今後も高大連携を積極的に進め、大学教育の魅力を伝えるとともに、各高校等の要望にも応えられるよう事業の進展に努めてまいりたいと考えております。