【SDGs特集】エンジョイ!ビーチクリーン 2022
執筆・福山雄大
3月 13 日に福岡市の「海の中道海浜公園」にて NHK 主催の「エンジョイ!ビーチクリーン2022」が開催され、私たち日経大 学生広報編集部の部員4人も参加しました。イベントの様子は3月21日に NHK 福岡放送局にて放送されました。
ビーチクリーンとは
本取り組みは、SDGsの取り組みの一環として、福岡の海に流れ出るごみを福岡の大学生&お笑い芸人が4チームに分かれ、ゴミを拾って対決するゲーム形式のイベントです。その後、拾い集めたごみを使って廃材アート作品づくりにも挑戦するといった内容で、どうしたら楽しみながら海を美しくできるのかというテーマになっており、お笑い芸人が拾ったごみを利用したモノボケで点数を競うなど楽しくごみを拾えるような企画も用意されていました。
漂着ごみでは、ペットボトルや発泡スチロールのごみが多く、国内で捨てられたごみだけでなく、海外から流れ着いたと思われるごみも多く見られました。また、漁船のライトやタイヤといったものまで流れ着いており、とても驚きました。特にペットボトルのごみや発泡スチロールのごみは海岸の砂に埋もれており、注意深く見ないと分からない状況でした。
オリジナリティのある廃材アート制作
拾ったごみに MC の方々が点数をつけ、優勝したチームはごみ一つ一つに名前をつけ、楽しくごみを拾っていたことが評価されていました。 ごみを拾い終えた後は各チームが自分たちで拾ったごみを使って、廃材アート作品づくりを行いました。作成したアート作品は各チームオリジナリティがあふれており、発泡スチロールを使ってクジラを作るチームや、ベニヤ板にペットボトルのキャップを使って海の生き物を再現したチームが印象に残りました。
私のチームも発泡スチロールや漁船のライトを使ってチョウチンアンコウを作りました。目玉をペットボトルのキャップで再現したり、ペットボトルのラベルを発泡スチロールにはりつけ、カラフルにして、インパクトのある作品を制作しました。
福岡の海を守り私たちの生活を守る
今回のイベントで多くのごみが見つかりました。国を超え、海を渡り、福岡の海岸に流れ着くごみもありました。水に浮くごみは海を漂流し海岸に流れ着きますが、重たいごみは沈んでしまうため、さらにごみが捨てられていると考えると恐ろしいと思いました。このような状況が続くと海洋生物の減少につながり、やがては絶滅し私たち人間の食生活にも影響があると考えられます。私たちが捨てたごみが私たち自身に影響を与えることになり、私たちがごみを分別し、正しい場所に捨てれば、海に流れ込むごみも減り、きれいな海を作るための第一歩になると感じました。