自らの力でデータ分析を行える人材の育成
本学教員が筑紫高校生徒にデータサイエンス講義本学の教員が、福岡県立筑紫高等学校(所在地:福岡県筑紫野市、校長:瀨尾 博栄)の1・2年生を対象に、データサイエンスについての理解や実践方法を専門的見地から指導し、高校生活においてデータを効果的に活用できるように生徒を育成します。
本学は、福岡県内を中心に様々な高校と“高大連携”を結び、高校生向けの講義や研修、本学留学生との交流などを実施しています。
筑紫高校と本学は2014年より高大連携を結んでおり、昨年10月に生成AIを高校の教育現場で活用するための生成AI活用プロジェクト「Chikushi AI イノベーション(CAI)」を連携して立ち上げ、本学教員が筑紫高校の教職員と生徒に向けた“Chat GPT”研修を行いました。
筑紫高校は、「令和6年度高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」に採択され、教育DXをより一層加速するために、データサイエンティストの育成に向けた取り組みを行っています。そこでデータサイエンスを専門としている本学の教員2人が外部講師として協力することになりました。
本学のDX推進を担当する経済学科の吉原さくら教授は、高校2年生の「総合的探究の時間」の講義の一部を受け持ち、データサイエンスの基礎講座として、スプレッドシートや生成AIを活用したデータ分析や探究に関わる指導を行います。また、学内認定スポーツアナリストを育成する健康スポーツ経営学科の船戸渉准教授は、スポーツアナリストに興味のある生徒を対象に集中講座を行い、運動・スポーツをより科学的に行うためのデータサイエンスの指導を行います。
データサイエンスは、デジタル社会やAIの発展により、今後さらに重要性が高まると予想されています。
文系・理系を問わず、分析の手法に精通することで、課題解決能力が向上し、新しい時代をリードする人材を輩出することができます。また、スポーツ分野においては、チームの戦力を分析して戦略を考える力を養うことを通じ、競技者としてはもちろん、指導者やアナリストとしての成長の可能性も期待できます。
【講義:経済学部経済学科 吉原さくら 教授】
・7月 8日(月) 「データサイエンティストとは?」
用語の解説と企業の事例紹介
*1・2年生あわせて800人が受講予定
・8月 29日(木) 「データサイエンティスト体験〜公開データ分析編〜」
公開データの相関分析
*2年生 400人が受講予定
・9月 19日(木) 「データサイエンティスト体験〜アンケート分析編〜」
スプレッドシートと生成AIを使った、満足度調査アンケートのデータ分析
*2年生 400人が受講予定
※いずれの日程も、時間は、午後3時15分〜午後4時05分(50分間)で行います。
【講義:経済学部健康スポーツ経営学科 船戸渉 准教授】
・7月 24日(水) 午後1時〜午後3時50分
集中講義「データ収集・分析の方法について」
*運動部活動生 約30人が受講予定
・8月 29日(木) 午後4時半〜午後5時20分
「データ収集・分析に関する指導助言」
*運動部活動生 約30人が受講予定
・10月 10日(木) 午後3時15分〜午後4時05分
「個人探究テーマ決め」
*1・2年生のうち、“部活動”をテーマにする生徒に向けて指導