本学教員が筑紫高校の外部講師として“データサイエンス講義”を実施
本学経済学科 吉原さくら教授と健康スポーツ経営学科 船戸渉准教授が7月から10月までの3ヶ月にわたり、福岡県立筑紫高等学校(所在地:福岡県筑紫野市 瀨尾博栄校長)の1・2年生を対象に“データサイエンス講義”を行いました。
筑紫高校と本学は2014年より“高大連携協定”を結んでおります。
2023年度には、本学の教員によって筑紫高校の教職員と生徒に対して「生成AI」導入の支援を行いました。
2024年度にはさらに、データサイエンティスト育成を目標に掲げ、本学教員による「データサイエンス講演会」を「総合的な探求の時間」に実施することとなりました。
なお、筑紫高校は「令和6年度高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に採択されており、部活動におけるスポーツDXの推進にも力を入れています。
吉原教授は、「データサイエンティスト講座」を3回行い、講義に加えて、スプレッドシートや生成AIを用いたデータ分析の実習を指導しました。生成AIを使ったアンケート分析の回では、筑紫高校の体育館について寄せられた生徒の声を元に、生成AIを使って「筑紫高校体育館の歌」も楽しみながら作成しました。
また、船戸准教授は部活動をしている生徒を対象に、実際にiPadで動画を撮影して動作を解析し、運動・スポーツをより科学的に行うための集中講座を行いました。その後、各生徒が所属する部活動で競技力を向上させるためのスポーツ分析を実施し、スポーツを「する」だけでなく、「支える」という観点から部活動への関わり方を学び続けています。
今回の講義を通して、筑紫高校の教員からは「指導案を見た時、自分ではとても指導できない内容だと思ったが、生徒が驚くほど意欲的に学んでいた」「実際にデータを触ってグラフ化する作業は活動的で、生徒がとても楽しそうだった」という感想が聞かれ、生徒からは「データが使えたらかっこいいなと思った」「様々な場面でデータが集められていることに驚いた」「職業の選択肢が広がり、とてもためになった」など将来に繋がる意見がありました。
筑紫高校では、今回の講義をもとに「総合的な探求の時間」において継続的な探求活動を進め、来年2月末ごろに成果を発表することになっています。