リヴィウ国立工科大学とダブルディグリープログラム協定を締結
本学は、ウクライナのリヴィウ国立工科大学とダブルディグリープログラム(国際共同学位プログラム)協定を締結しました。
リヴィウ国立工科大学が日本の大学とダブルディグリープログラム協定を締結したのは初めてです。
ダブルディグリープログラムとは
ダブルディグリープログラムは、学生が自分の所属大学と海外の協定校で、所定の期間それぞれ正規生として在籍し、所定の学習プログラムを修了することで両大学の学位を取得できる制度です。
今回の締結では、リヴィウ国立工科大学で、3年間所定のプログラムを修了した後、本学で正規生として1年半在籍し、所定のプログラムを修めることで、両大学の学位を取得することができるようになります。
締結の背景
ウクライナのリヴィウ国立工科大学には、ITと語学を学ぶ応用言語学科があり、日本語を学ぶ学生が在籍しています。2020年10月に本学と包括的学術交流協定を結び、2022年2月のロシア軍のウクライナ侵攻後には、日本語を学んでいたウクライナ人学生を避難民学生として受け入れました。
ウクライナ情勢の見通しが立たない中、日本での学修・就業を希望するウクライナ人学生を本学の正規生として受け入れ、ウクライナと日本の架け橋となる人材を輩出できる教育を提供したいと考え、今回の締結となりました。
今回のダブルディグリープログラム協定の締結により、プログラムを修了した学生は両大学から学位を授与されます。2024年9月よりダブルディグリープログラムに参加する3名のウクライナ人学生を迎え、日本での学修や就業を目指した活動を支援してまいります。