デフサッカー日本代表・本学女子サッカー部 久住呂文華さんと考える
「障がい者活躍の取り組み」について公開授業を実施11月13日、本学客員教授であり、一般社団法人グラミン日本の理事・COOを務める中川理恵氏による「ソーシャルビジネスIB」の授業で、本学女子サッカー部所属でデフサッカー日本代表の久住呂文華(くじゅうろ・あやか)さんをゲストスピーカーに「障がい者活躍の取り組み」についての公開授業を行いました。
授業は対談形式で行われ、聴覚障がいの現状や久住呂さんや周りの聴覚障がい者が抱えている問題や困りごとなどをはじめ、どうすれば障がい者も不公平と感じずに生活できるようになるのか、聞こえる人と聞こえない人の間に存在する「壁」や「偏見」を取り除いた組織を作るための取り組みなどについて話が進められました。
受講した学生からは「電車などで事故などのトラブルがあったときに聴覚障がい者は何が起きているのかわからないということがわかった。健常者と障がい者が共に生活するためにできることを考えたい」という意見が聞かれました。
また、ゲストスピーカーとして登壇した久住呂さんからは「個性と同じように、人それぞれ、聞こえ方も、配慮して欲しい内容も、バラバラ。障がい者を、一つの言葉で一括りにしてほしくない。近い将来、その人の本質を捉えて、人と人で向き合える世の中になれることを願っています」とメッセージが送られました。
聴覚障がいやデフサッカーについて知るきっかけとなった授業の最後は、全員が“手話”で「ありがとう」と伝え合いました。