石内孔治名誉教授の著書「財務諸表分析の新展開」が日本経営診断学会において学会功労賞を受賞
2024年10月5日の日本経営診断学会において、石内孔治名誉教授の著書『財務諸表分析の新展開(森山書店 2023年9月出版)』が「経営診断に関わる研究の社会に対する啓発、普及活動および当学会活動に貢献した」として、学会功労賞に選定されました。
日本経営診断学会は同書について、「財務分析図を取り入れることにより、財務分析の見える化に基づく新たな体系的展開を図っている。それにより従来の記述中心の分析にはない理論の訴求力と読者の理解を助ける説得性があり、そこに新規性・独創性が見られる。具体的には、地形と地図の関係を経営実践と財務諸表分析の理論と技法になぞらえて相互に影響し合う、財務状況の見える化を意図している。また、目標管理と因果分析に基づく財務諸表分析の理論と技法の体系化は、研究課題として重要性が高いだけでなく、学術的・実践的示唆に富むものである」と評価しました。
また、著者である石内名誉教授についても「本学会の顧問に就任されたのちもますますの研究意欲に溢れ、学会を支援いただいている観点からも学会功労賞が相応しい」として、本賞への選出を決定しました。
なお、石内名誉教授は『知的財産の会計ディスクロージャ―研究プロジェクト制度に関する研究(研究者代表)』で経済産業省特許庁の大学における知的財産研究プロジェクトに採択され、また『医療分野の経営管理者育成プログラム(取組責任者)』で文部科学省の質の高い大学教育推進プロジェクト(教育GP)に採択されています。
さらに『環境問題と経営診断(共著)』で日本経営診断学会の学会賞(優秀賞)、『経営分析の新展開(単著)』で日本会計研究学会の学会賞(太田・黒澤賞)と日本経営診断学会の学会賞(最優秀賞)も受賞されています。
このように、知財経営、医療経営、環境経営、大学経営の経営分析を専門分野とされています。