令和6年度福岡県高等学校英語教育研究部会を開催
令和6年度福岡県高等学校英語教育研究部会の定期総会と記念講演会が6月7日、本学で開催され、県内の公私立高校の英語教諭や教育委員会関係者ら約150人が出席しました。
同部会の浪﨑陽一会長(福岡県立折尾高等学校校長)は「高校の英語教育現場で様々な取り組みがなされているが、どのように良い授業を行うか、適切な評価などに悩む先生もいる。(本日の研究部会で)授業改善のヒントを得てほしい」とあいさつを述べました。定期総会では令和5年度活動報告や令和6年度活動計画などを承認しました。
この後、上智大学文学部英文学科教授・学事センター長の池田真氏が「CLIL(内容言語統合型学習)と新課程入試:概念学習力・学習英語力・活用思考力の育成」と題して講演しました。
池田氏は「この1年でAIが教育の現場に入りつつある」とした上で、「CLILで身につく学力は①概念習得力②学習英語力③活用思考力。2025年度共通テストではEAP(学習のための英語)を意図した出題が予想される。そのための対策としては、通常の英語授業でも、『概念知識の獲得』『4技能の有機的統合』『思考とEAPスキルの融合』といったCLIL的タスクを入れるとよい」と述べました。