福岡eスポーツ協会会長がeスポーツでの社会課題解決を解説
中島賢一氏 特命准教授着任特別講演会「eスポーツが社会にもたらす新しい価値」を実施6月29日、本学 福岡キャンパスKOROKANで中島賢一特命准教授の着任特別講演会「eスポーツが社会にもたらす新しい価値」を実施しました。
中島賢一特命准教授は福岡eスポーツ協会の会長としてeスポーツの普及促進に尽力しているほか、株式会社NTTe-Sportsの取締役として、地方創生や福祉分野でのeスポーツの活用を推進しています。
5月1日付で本学に着任頂き、それを記念し本講演を実施しております。
講演では2023年の第19回アジア競技大会で初めて正式競技として実施されるなど、「スポーツ」として注目を集めているeスポーツについて解説。日本にeスポーツが普及するまでの歴史や世界的な状況について話したほか、過去に日本で行われた大会を例にeスポーツがもたらす経済効果についても解説しました。
また、「興行」としてのeスポーツを紹介する一方「年齢やハンディキャップに関係なく楽しめる」「オンラインで繋がれる」というeスポーツの利点を活かし、高齢者福祉施設や教育の場、自治体と協働しての地方創生など、社会のさまざまな課題の解決を目指す取り組みを紹介しました。
講演の中で中島特命准教授は、「”楽しい”には、嫌なことを乗り越え、良いことを増幅する力がある。”楽しい”が持つ力を社会のさまざまなところに適用し、eスポーツをただの娯楽から困っている人々にプラスになるツールにしていきたい。」と話していました。
講演後には質疑応答の時間が設けられ、学生たちから寄せられた質問に対して、実例を交えながら丁寧に回答していました。