「eスポーツ・ゲームビジネス論」の講義に株式会社リンクトブレイン代表取締役社長の清水弘一氏を招聘
11月20日、経営学科の講義「eスポーツ・ゲームビジネス論」にゲスト講師として、株式会社リンクトブレイン 代表取締役社長の清水弘一氏をお招きしました。
本講義は福岡eスポーツ協会の事務局を務める黒川勇気氏が非常勤講師として担当し、eスポーツとその関連業界について学びます。
株式会社リンクトブレインはゲーム制作やゲーム制作のノウハウを活かした他分野におけるクリエイティブやゲーム業界に特化したクリエイターHRサービスを行う企業。
講義ではゲーム業界の世界的なトレンドをはじめ、日本のゲーム業界が抱える課題などについてデータや事例を用いて解説しました。
講義では、ゲーム業界においてこれまでもマーケットの中心だった欧米に加えて、近年は東アジアの国々も台頭していることや、自動車産業など他の産業でもゲーム制作で培われたグラフィック技術が生かされていることなどを紹介。
また、「ゲーム産業を含めたコンテンツ産業を日本のコア産業にする」という政府の方針に触れ、日本のコンテンツ産業は世界第3位の規模を誇ることや輸出の規模は鉄鋼や半導体といったレガシー産業に匹敵するということについて解説しました。
また、ゲームの制作会社にとっての競合について「自由に使えるお金を”可処分所得”というが、人が自由に使える”可処分時間”を動画サイトやSNSと取り合っている状態。面白いゲームだけがいいわけではなく、みんなでプレイできたり話題が豊富だったりするゲームが選ばれるし、スマートフォンのゲームならダウンロードさせるまでにどれだけプロモーションをかけるかなどを考える必要がある」と説明しました。
本講義では、全4回シリーズでeスポーツに関連する様々な業種の方をゲスト講師としてお招きします。