【地域貢献】地域連携センター長・竹川克幸教授が鹿児島県立大口高校ふるさと歴史講座で講演しました。
11月6日、鹿児島県伊佐市にある鹿児島県立大口高校(吉満庄司校長)において開催された「大口高校ふるさと歴史講座」の第1回目の講座において、地域連携センター長・経済学科の竹川克幸教授が講演しました。
鹿児島県立大口高校の「大口高校ふるさと歴史講座」は、みんなで楽しく郷土の歴史を学ぶ市民講座で、大口高校を会場に開講されています。
今回は伊佐市にかつて敷設されていた懐かしの鉄道、山野線を切り口に「山野線と伊佐の繁栄」というテーマで開講しています。
竹川教授は、鹿児島大学法文学部人文学科(日本史学研究室、鹿児島大学名誉教授の原口泉先生に師事)の卒業生で、西郷南洲顕彰会の専門委員や阿久根市・アクネ大使を務めるなど鹿児島県ともゆかりが深いです。
また、竹川教授が大口高校・吉満庄司校長先生の鹿児島大学・大学院の後輩であったことと、同じく西郷南洲顕彰会の専門委員であったご縁で、今回の「大口高校ふるさと歴史講座」での講演が実現しました。
今回の「ふるさと歴史講座」シリーズの第1回目の講座では、大口高校の高校3年生、生徒会長の中渡旭望さんの「山野線とその歴史的考察」や剣道部主将の山下清正さんの「山野線跡の活用法」についての研究発表と一緒に、竹川教授が講演しました。
竹川教授は日本近世史・薩摩藩の研究や観光学・文化観光が専門分野であり、今回の「ふるさと歴史講座」では「薩摩大口の名所・旧跡と文化観光」をテーマに、『三国名勝図会』や『薩藩名勝志』など江戸時代の地誌にみえる、頼山陽の詩碑も残る亀嶺峠(萬寿山)、曽木の滝、大口城跡、日本最古の「焼酎」の文字記録が残る郡山八幡神社(八幡宇佐宮)、薩摩大口の武将・新納忠元ゆかりの忠元神社や飛諏訪神社など薩摩大口の名所・旧跡を紹介しながら、薩摩大口の文化観光の魅力について講演しました。
また、伊佐市特産の伊佐米や伊佐米を使った「大口高校米(マイ)クッキー」、大口酒造株式会社の伊佐錦、甲斐商店の伊佐美など薩摩焼酎のだれやめ文化、田の神様の信仰、大口高校の校歌を作詞・作曲した海音寺潮五郎氏や古関裕而氏、大口高校卒業生でスラムダンクの作者・井上雄彦氏など 伊佐市・大口高校ゆかりの文化や人物も紹介しながら、「大口高校ふるさと歴史講座」から郷土を楽しく学び、人のご縁で地域がつながる「まちづくり・人づくり・光づくり」の観光、伊佐市の文化観光の未来への可能性を、市民の皆さんに熱く伝えました。
「大口高校ふるさと歴史講座」には、今回開講式もあり、伊佐市・橋本欣也市長や 本学卒業生で大口高校の卒業生でもある伊佐市市議会議員の星野元興氏も参加されていました。
大口高校は、都築学園グループの第一薬科大学、第一工科大学とも高大連携協定を締結しており、今後、本学と大口高校・伊佐市とは、高大連携や地域連携を通じて、交流を深めていく予定です。
【参考情報】
鹿児島県立大口高校 ホームページ
http://www.edu.pref.kagoshima.jp/sh/okuchi/
鹿児島県伊佐市 ホームページ
https://www.city.isa.kagoshima.jp
鹿児島市 西郷南洲顕彰館(公財 西郷南洲顕彰会)
http://saigou.jp/
大口高校と第一薬科大学との高大連携協定締結について
https://www.daiichi-cps.ac.jp/news/14385/
大口高校と第一工科大学との高大連携協定締結について
https://kagoshima.daiichi-koudai.ac.jp/topics/20231122-renkei1/