本学でのJAL特別授業「ホスピタリティ お客様への心遣いを学ぶ」
日本航空株式会社と本学との教育連携協定に基づき、「エアライン実務A」の授業の一環として、5月28日、日本航空株式会社による特別授業を行いました。航空最前線で活躍されている講師をお招きし、参加した学生たちは、仕事の内容を知るとともに、今回は、航空業界で働く人に求められるホスピタリティマインドやコミュニケーション能力を養うノウハウを学びました。
3回連続授業で、初回の5月28日は株式会社JALスカイ九州福岡空港支店オペレーション部所属の松﨑ひなみさんが「お客様への心遣いを学ぶ~おもてなしの心~」と題して講師を務めました。
松﨑さんはJALの研修制度や接客ノウハウ、ホスピタリティマインドの指針でもある「おもてなし5原則」、スタッフ全員が実践する「JALフィロソフィ」などについて解説。「サービス提供に関するマニュアルはありません。お客様に寄り添ったサービスを提供していくためには『気づき』や『察知力』がとても大事になります」と話しました。
福岡空港グランドスタッフの経験を基に、お客様への対応を自ら考え行動するワークショップを行いました。「赤ちゃん連れ」と「ご高齢夫婦」との場面想定の下、「あなたならどうする?」の問いに対し、学生からは「常に目を離さない」「会話を広げる」といった声が出されました。学生全員でお辞儀の基本も学びました。
最後に、松﨑さんは自らの就職活動や身だしなみの重要性にも触れ「日ごろから気づきの感度を上げることも大切。おもてなしはテクニックではなく、相手の立場で考え、自ら行動し、心を尽くすこと。相手がうれしいと自分もうれしい」と語り掛けました。
質疑応答では、学生から「航空業界に就職するために必要な資格は?」「コロナ禍の対策は?」などの質問が出されました。6月5日、7月3日にもJAL特別授業は開催されます。