日本経済大学 東京キャンパスにおいて 教員研究発表会が開催されました
2019年7月31日、日本経済大学院で修士論文M2中間発表会が行われましたが、学生の発表会終了後に教員研究発表会が開催されました。教員研究発表会は、FD/SD研修会の一環で、教員の日頃の研究成果を報告するものです。研修会には全教職員が参加して、本学教員の専門分野を垣間見ることができ大学の広報活動にも役立つと評価されています。今年度は下記の先生の発表が行われました。
第1発表者 本学大学院教授 高橋宏誠先生「組織開発の理論化と実証研究」
第2発表者 本学教授 中島由季子先生「日本経済大学の日本語教育について」
高橋宏誠先生のご研究は、システム科学を主題とする内容で、サイバネティクス、シナジェティックスにおけるシステムの自己組織性を研究するもので、本来、高等数学の証明による推論が行われる専門性の高い領域ですが、高橋宏誠先生は、最近話題になった吉本興業の問題や平尾監督が率いた神戸製鋼ラグビー部の強さの理由などを例に説明され、難しい理論を専門外の人にも分かり易く説明がおこなわれたいへん好評でした。
中島由紀子先生のご研究は、本来、教育学における教授法研究がご専門ですが、今回のご発表はFD/SD委員会がご無理をお願いして、本学の日本語教育についてご報告いただきました。本学における日本語履修科目には、特別演習と日本語Ⅰ~Ⅴまでありますが、入試改革により受け入れる留学生選抜の改善が進み、毎年入学する留学生のレベルもN2相当レベルの学生をより多く入学させることができています。そして、現在の本学での日本語教育システムの中で、本学で学ぶ留学生が4年間しっかり取り組んで日本語の勉強してもらうことで、N1レベルに達する学生の数も増えていくのではないかと確信するものでした。