日経大トピックス

【学生広報部】大分県の高校の枠を超えた文化祭

文 アリ・アカ

 

 

9月17日(日)、大分県の「超・学校祭」の取材に行きました。超・学校祭は大分県の高校15校が集う学生団体「United for Next」がつくる文化祭企画。計画構想から企画、実行までを一から高校生は自分で考えて決めています。できないときは大人たちの力を借りる。魅力的な取り組みだと思いました。

ステージ上ではパフォーマンスが行われ、模擬店もありました。「すごい」と思ったのは高校生が自分で商品を企画し、デザインをして売ることでした。その中で、環境問題をテーマにトマトを無駄に捨てないようにと、新しいトマト加工商品を作っていて感動しました。「高校生にこんなことができるとは思わなかった」。商業系の高校生のほとんどは高校を卒業して就職するといいます。

 

 

 

 

初めて行った大分県

大分県を訪れるのは初めてでした。超・学校祭が終わった後、JR大分駅の中の飲食店にごはんを食べに行きました。大分駅は大分県で一番忙しい駅だと思いました。しかし、福岡の博多駅と比べると、人は少なかったです。「あ~大分は田舎なのかな」と思いつつ、背の高い建物も少なかったです。

美しい自然に目がいきました。自分は「やっぱり都会より田舎の方がいいかも」と思いました。大分は落ち着いてて自然に恵まれて温泉もたくさんあります。大分県で自分がやりたい仕事が見つかったら、ぜひ住んでみたいです。

 

大分のことを調べてみました

福岡に帰ってきて大分県について調べました。おもしろいことが諸々ありました。一つ目は「一村一品運動」です。この運動は当時大分県知事だった平松知事が提唱し、大分県内の各市町村がそれぞれ1つの特産品を育てることにより、地域の活性化を図りました。


大友宗麟公像

この運動は、日本国内の他の地域や、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊などを通じて、中国やタイ、ベトナム、カンボジア、マラウイなど世界各国にも広がりを見せています。日本国政府も途上国協力の施策として、途上国における一村一品運動を支援しているそうです。

二つ目は御手洗冨士夫(みたらい・ふじお)さんという経済人の存在です。御手洗さんは大分県出身で、世界的に有名なキャノンの代表取締役会長兼社長CEOです。大分県はさまざまな企業に注目されて、田舎ではありますが、これからいろいろ成長すると期待しています。

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