磯崎・高柳組、プリンセスソフィア杯で2年連続メダルを獲得!
2018年4月2日、スペイン・バレアレス諸島のパルマ・デ・マヨルカで「プリンセスソフィア杯」が開催されました。
写真左:磯崎哲也OB、右:高柳彬 |
この大会は、五輪10種目+キールボート(J/80、ドラゴン級、ORCクラスが前週に開催)で行われ、欧州を中心に870艇、62カ国(地域)から1215選手が出場しています。 このソフィア杯で、本学の経済学科4年生の高柳彬(タカヤナギアキラ)くんが見事、銅メダル(470級)を獲得いたしました。昨年の優勝に続き、2年連続のメダル獲得です。 |
高柳くん以外にも、今村さん、土居さん、外薗さんなど、本学卒業生が活躍しております。 2年後の東京オリンピックが楽しみです。現地の高柳くんからレポートが届きました。 |
写真左:高柳彬、右:磯崎哲也OB |
現地の高柳くんからレポートが届きました。
プリンセスソフィア杯は今年で49回目の伝統ある大会です。
前年度は序盤からトップ争いに加わり、最終メダルレースで逆転優勝することが出来ました。今年も新艇で参加ということと、王座を守るという意味で良いモチベーションで臨むことが出来ました。
ヨットレースは主に、予選レースが行われ、その後、決勝レース、そして、最後に上位10チームが参加できるメダルレースが行われます。最終順位は、最も悪いレースを除外した、全レースの着順得点(1位は1点、2位は2点・・・)を合計した得点で決定されます。つまり、点数の少ないチームが上位となります。
今大会は1週間以上前から現地入りをして新艇の準備と確認等を行いました。
去年は参加していなかったAUS11やGBR69などのオリンピアンも出場するということでレベルが上がっていることが予想されました。その中で今の自分達がどのポジションで走れるのかが気になるところでした。
初日は比較的得意な微風だったのですが、新艇ということで予想の難しいトラブルが発生し、2レース目の順位を落とすことになりました。総合18位で2日目を迎えましたが、3、4レース目を2位・1位とまとめたことで総合2位まで急浮上しました。決勝に入ってからはレース展開が上手くいかなかったことで順位が安定せず、なんとか食らいついているという状況でした。
5日間にかけて微風から順風、そして強風まで様々なコンディションに目まぐるしく変わる中、ほとんどの選手が順位を崩していきました。メダルレースに残った8艇はその中で安定して走らせることが出来たのだと思います。特に世界ランキング1位のAUS11はほとんどのレースを3位以内に抑えており、2位と約40ポイントも離して独走状態でした。
私たちは最終日を5位で迎えました。2位まで上がれる可能性があり、7位くらいまで落ちる可能性もありました。ポジションとしては誰からも狙われたり、抑えられたりすることもなく比較的自分達のやりたいように走れる位置でした。そのおかげか2位でフィニッシュをすることが出来て、3位までジャンプアップして、入賞することが出来ました。
去年の優勝には届きませんでしたが、今年の高いレベルの中で3位に入賞できたというのはとても価値のあるものだと感じています。しかしこれからオリンピックに向けて海外選手のレベルが上がっていきます。それに置いて行かれないように、追い抜かせるようにこれからも精進したいと思います。
このような大会に参加できるのも大学や先生方のご理解のおかげと感じております。有り難う御座います。これからも宜しくお願い致します。
経済学部経済学科 4年 高柳 彬