【地域貢献】本学経済学科 竹川克幸先生が北九州市木屋瀬芸術祭・長崎街道講演会・地域連携フォーラムに登壇しました。
5月4日(火)、北九州市八幡西区の北九州市立長崎街道木屋瀬宿記念館で開催された、第19回木屋瀬芸術祭の長崎街道歴史講演会・長崎街道筑前六宿地域連携フォーラムにおいて、本学経済学科教授・地域連携センター長の竹川克幸先生が登壇しました。
竹川先生は、長崎街道開通400周年記念事業を中心に結成された「長崎街道筑前六宿連携事業実行委員会」の委員(飯塚宿)で、木屋瀬宿記念館で毎年開催されている、GW期間中の木屋瀬芸術祭での歴史講演会やフォーラム、歴史講座の「時代の散歩道」(9月~11月)の講師で登壇されています。
今回は、まず日本遺産「砂糖文化を広めた長崎街道・シュガーロード」認定記念の長崎街道歴史講演会で、「コンペニーロード 長崎街道と経世済民の道」と題して、幕末~明治期の日本の商社・会社「コンペニー(カンパニー)」概念導入の源流「社中や仲間」について、また、亀山社中・海援隊を結成した坂本龍馬、薩摩藩と長崎グラバー商会とのビジネスを周旋した薩摩藩士・五代友厚、北九州市ともゆかりの深い、「NHK大河ドラマ 青天を衝け」の主人公 渋沢栄一のつながりなど、長崎街道や九州・長崎遊学を通じて育まれた「士魂商才」の志について熱く語られていました。
また、長崎街道筑前六宿地域連携フォーラムでは、「長崎街道筑前六宿と地方創生、文化庁・歴史の道百選「長崎街道・冷水峠越」の保存と活用」のテーマで、九州の箱根と呼ばれた難所 冷水峠について、その歴史や文化を紐解き、「経世済民」の視点から、「歴史の道百選」や「日本遺産」にも認定された「文明のシルクロード、シュガーロード長崎街道」の保存・活用や地域観光資源としての価値を再発見しました。
また、元北九州市教育委員会・教育長の梅本静一氏や本学経済学科3年・竹川ゼミ学生の山本凌資君(北九州市在住)らと、長崎街道筑前六宿開通400周年から始まった地域連携事業の歩み、「長崎街道・宿場町」や沿線に残る歴史・文化遺産、情報ネットワークや人脈づくり、長崎街道筑前六宿のパートナーシップを活かした持続可能な地域活性化や地方創生、未来を創るオンリーワンのまちづくり・人づくりについて語り合いました。
「長崎街道」のご縁やご恩が結ぶテーマは、歴史文化にとどまらず、経済、社会、環境など多岐に亘り、SDGs未来都市でもある北九州市や本学も特に力を入れているSDGsと地方創生・地域連携の実践にもつながるテーマであると再認識しました。
みなさんもこの機会に、お近くの旧街道や宿場町を健康づくりウオーキングや散歩、街歩きで訪ねて再発見してみませんか。
参考
①竹川先生が編纂・執筆された『アクロス福岡文化誌1街道と宿場町』(海鳥社)
シリーズ第1弾 街道と宿場町|アクロス福岡文化誌|福岡×文化|アクロス福岡 (acros.or.jp)
『アクロス福岡文化誌シリーズ(全10巻・海鳥社)』
アクロス福岡文化誌|福岡×文化|アクロス福岡 (acros.or.jp)
②坂本龍馬について(経済学科 竹川克幸先生)
坂本龍馬ってどんな人物?!歴史の先生に教わる!福岡、太宰府との関係は? 日本経済大学Presents 金曜7限目『世界一短い授業』日本史編 – YouTube
③渋沢栄一について(経済学科 伊藤末高先生)
新大河ドラマ主人公、渋沢栄一ってどんな人? 日本経済大学Presents 金曜7限目『世界一短い授業』人物編 – YouTube