日本経済大学、ロシア連邦の3大学と 包括的学術協定を締結
2020年8月に、ロシア連邦のノボシビルスク国立工科大学(所在地:シベリア連邦管区ノボシビルスク市、正式名称:Новосибирский Государственный Технический Университет(NSTU))、ウラジオストク国立経済サービス大学(所在地:極東連邦管区ウラジオストク市、正式名称:Вдадивостокский Государственный Университет Экономики и Сервиса(VSUES))、及び、ネフスキー言語文化大学(所在地:北西連邦管区サンクト・ペテルブルグ市、正式名称:Невский Институт Языка и Культуры(NILC))と、それぞれ、「学術交流協定」及び「学生派遣協定」を締結いたしました。
今般、ロシア連邦の上記3大学とは、それぞれの大学と、学生の交換留学、教員の相互派遣、学術論文の共同出版などといった幅広い提携を意図した学術協定を結ぶと共に、学生交換の具体的な条件を定めた学生交換協定を取り交わし、実現性に富んだ交流を積極的に推進していくことで合意いたしました。今回の3大学の締結により、日本経済大学は、ロシア連邦の中でも日本の経済・産業界と繋がり、日本の語学・文化への造詣が深い主要大学5大学と交流活動を進めていく事となります。この協力体制により、双方の国における人材育成や教育面で貢献していく事を目指して参ります。
【ノボシビルスク国立工科大学】
ノボシビルスク国立工科大学は、1950年に、ロシア・シベリア極東地域で最大となる160万の人口を有するノボシビルスク市に設立。筑波学術研究都市のモデルとされたと言われているロシアの大規模科学研究都市「アカデムゴロドク」に隣接所在しております。現在、15学部、73学科があり、13,000名を超える学生が在籍。先端技術企業との研究開発及びその技術の商用化に注力しており、多くの学生が企業特待生として研究に励んでいます。また、日本語教育の活動が精力的に展開され、すでに10年以上に亘り、日本人講師を招いての質の高い授業が実践されております。日本への留学志向の高い学生が多数おり、本学との連携に大きな期待が寄せられております。
【ウラジオストク国立経済サービス大学】
ウラジオストク国立経済サービス大学は、1967年に、極東ロシアの中心地であるウラジオストクに設立されたロシア有数の国立経済大学です。卒業生対象のキャリアサポート体制が充実しており、理論だけでなく、実践に重きを置いた教育方針が域内経済界でも高く評価されております。現在、10の学部に、20の学科があり、約15,000名の学生が在籍。同大学が経済・経営を主とした大学であることから、本学との発展の方向性も近しく、両大学総体での学生交流、教員交換、共同プロジェクトの策定・実践など重層的な交流が検討されております。
【ネフスキー言語文化大学】
ネフスキー言語・文化大学は、1996年に、ロシア第2の都市サンクト・ペテルブルグに創設された新進気鋭の私立大学です。現在、4学部、7学科があり、約300名の学生が在籍しています。近年、外国語学科に日本語専攻を新設し、日本語教育に注力すると共に、今後、漸進的に日本語関連コースを拡充及び学生数を拡大する方針も持っており、また、これまで、日本の協定校を有していなかったこともあり、本学との提携に大変積極的で、今後の交流の進展が大いに期待されます。