ソーシャルビジネスⅠB 第3回講義を実施
元環境省大臣官房審議官の深見正仁氏をゲスト講師に迎えて実施している「ソーシャルビジネスⅠB」の第3回授業を10月4日に行いました。
今学期のソーシャルビジネスⅠBでは、環境省大臣官房審議官として環境問題に携わった経験のある深見氏が「地球環境と経済活動の関係」や「地球環境と調和した持続可能な経営」などについて講義を行います。
今回は「サーキュラー・エコノミー」をテーマに講義を実施。
サーキュラー・エコノミーとは、「資源を投入・消費する量を抑え、これまで蓄積したものを有効活用しながら付加価値を生み出す経済活動」をいいます。
講義では、サーキュラー・エコノミーの基本的な考え方や政府・企業の取り組みについて紹介。
レアメタルを多く含む小型家電の回収や精錬を担う企業がいること、製品を設計する段階から省資源化や再利用を行っている企業がいることに触れ、「企画・製造をはじめ、資源の回収や再利用などの各段階で様々な関係者がサーキュラーエコノミーを担っている」と説明しました。
また、消費者にとって身近なマイクロプラスチックによる海洋汚染の問題や、フードロス問題について紹介し、「皆さんが普段ゴミを分別して捨てていることで、知らないうちに容器包装のリサイクルを実践しています。また、近年ではCDという”モノ”ではなく音楽のダウンロードという”サービス”を買う、”物からサービスへの転換”が起こっているほか、シェアリングサービスも始まっています。こうしたこともサーキュラーエコノミーの一つの形だと思います」と話していました。