元環境省大臣官房審議官の深見正仁氏を「ソーシャルビジネスⅠB」の講義に招聘
9月20日、「ソーシャルビジネスⅠB」の講義に元環境省大臣官房審議官の深見正仁氏をゲスト講師としてお招きしました。
深見氏は環境省大臣官房審議官としてCOP15などの地球温暖化問題に関する国際会議にも参加経験があり、本学で2021年度に行われたSDGs特別授業でもゲスト講師として登壇しています。
第一回の今回は「ソーシャルビジネスと環境問題」をテーマに、本講義で扱っていく「ソーシャルビジネス」や「地球環境と経済活動の関係」の基本的な考え方について解説しました。
講義では地球の基本情報を紹介しながら、「水の惑星」と呼ばれる地球であっても人間が利用できる水はほんのわずかであることなど環境保全の重要性について話したほか、さまざまな産業と地球環境との関係について解説しました。
深見氏は、経済活動と地球環境との関係について「自然資本」という考え方に触れ、「人間が生存するための基盤を与えてくれるのが地球環境であり、経済活動も資源やエネルギーなしには行うことはできません。人間の活動が環境全体のシステムに与える負荷をコントロールしつつ、ビジネスとして利益を上げることが、環境についてのソーシャルビジネスです」と解説しました。
全15回のうち、はじめの5回は深見氏による講義を実施し、その後は講義に加えて企業や自治体の施設等を見学するといったフィールドワークを行う予定です。