特撮美術監督の展覧会に本学教員が参画
福岡県古賀市の古賀市立歴史資料館(リーパスプラザこが内)で開催されている「井上泰幸のセカイ展」(古賀市、古賀市教育委員会主催)=10月6日まで=にて、本学経営学科「eスポーツ・アニメ産業コース」の福地英臣教授と坂口将史准教授が「展示構成」を担っています。
ゴジラ映画をはじめとする東宝特撮映画のミニチュア制作を長年支えた特撮美術監督・井上泰幸氏(1922~2012)は古賀市の出身で、「特撮の神様」と呼ばれる円谷英二氏(1901~70)の右腕として活躍しました。今回、古賀市立歴史資料館設立30周年を記念して、古賀市が生んだ特撮美術の匠・井上氏を顕彰する展示が行われ、上映イベントも実施されます。
目玉は、九州を舞台に怪獣が大暴れする「空の大怪獣ラドン」(1956年)で破壊される福岡市・天神の旧岩田屋デパートの特撮用巨大ミニチュア(全高1・6㍍、現代の技術で再現)。当時、特撮美術助手だった井上氏が制作に大きく貢献しました。
展覧会では、福地教授がキャプションのデザインやパネルデザインの監修、展示にかかわる制作物などを担当。坂口准教授は展示物の配置位置の設計や説明パネルの文章執筆などに携わる一方、9月21日(土)、22日(日)に開催予定の上映会やトークショーにて司会を務めます。坂口准教授は「他県からもファンが足を運んでくれるなど反響の大きさを感じています」と話しています。
お問い合わせはリーパスプラザこが(092-944-6214)へ。