ピタッと。TNCまつり2023
ウクライナの絵本をモチーフにした壁画完成セレモニーに参加11月18日にTNC放送会館(福岡市早良区百道浜)で行われた「ピタッと。TNCまつり2023 壁画制作プロジェクト」の完成セレモニーに本学学長とウクライナ人学生が参加しました。
壁画を手掛けたのは、ケニアのスラム街やエクアドルの女性刑務所など世界中の貧困や戦禍に苦しんでいる場所の壁に絵を描き、平和を訴えている佐賀市出身の画家、ミヤザキケンスケさんです。
今回描かれた壁画は、かつてミヤザキケンスケさんが平和を願い、ウクライナ・マリウポリの小学校に描いたものと同じ、ウクライナの絵本「ひまわり」をテーマにしたものです。ウクライナの壁画は、ロシアの攻撃により無惨にも破壊されてしまいましたが、これを福岡に復活させようとプロジェクトが始まり、11月2日には本学のウクライナ人学生も制作に参加しました。
壁画完成セレモニーで、ミヤザキケンスケさんは「ウクライナの壁画が破壊され、福岡で復活できることが嬉しい。今回描いたのは左手の手袋。ウクライナの壁画は右手の手袋で、福岡とウクライナが繋がっていると同時に平和を願う思いを届けたい」と話しました。
また、壁画制作に参加したウクライナ人学生ワルサヴァ・ボーギさんは、「本当に明るい絵でびっくりしました。壁画はウクライナのストーリーをメインに、福岡の名物や日本の文化が入っていていい感じに仕上がっていると思う。制作に参加したことも楽しかったし、嬉しいです。またここに見にきたいです」と喜びを感じていました。
TNC放送会館正面玄関に描かれた壁画は、今後福岡からウクライナへ平和の願いを伝えていきます。