ウクライナ語音声ガイドを翻訳サポート
本学ウクライナ人学生が初めて広島平和記念資料館を訪問3月21日、広島県にある平和記念資料館に展示されている被爆資料等を説明するウクライナ語版音声ガイドの翻訳サポートを行った学生と教員が現地を訪問しました。
昨年7月下旬、在日ウクライナ大使館より翻訳サポートの依頼を受けた12人の本学ウクライナ人学生は、被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や絵など約70点の資料を分担し、3週間かけてウクライナ語に翻訳。その後、大使館のチェックを受けた後、昨年12月に日本で活躍しているウクライナ人オペラ歌手によってナレーションが吹き込まれました。
今回は翻訳サポートを行った学生のうち3人が初めて広島を訪れ、2月16日より貸出が始まったウクライナ語音声ガイドを手に自分達が翻訳した被爆資料を約2時間かけて見学しました。
学生からは「心が痛くて、頭が痛くなるほど涙が出てきました」「広島平和記念資料館は世界の歴史にも未来にとっても大切なところです。この展示は平和を大切にするメッセージがあると思います」「母国語(ウクライナ語)の音声ガイドだと、より理解して感じてもらえる」という声が聞かれました。
資料館見学終了後には、慰霊碑で手を合わせ、原爆ドームを見学。
戦時下の母国を思うと共に、改めて原爆の悲惨さや平和への思いを強くする1日となりました。