日経大コンテンツ
飲食ビジネスコース特別授業〜世界のはちみつ編〜
5月25日、「豊かな自然とミツバチからの甘い贈り物」をテーマに、特別講師に「株式会社正栄」(本社福岡県八女市)の鹿野社長と製造責任者の瀧川氏を迎え、はちみつ特別授業を開催しました。実践ビジネスを学ぶ機会を学生に提供するのが目的。山原ゼミの学生も参加しました。
瀧川氏は蜂蜜ビジネスの世界動向について触れ、若年層の消費落ち込みが顕著であることに加え、コロナ禍での健康志向や免疫力向上を目的に蜂蜜の需要が増えてきたことなど解説してくれました。
講義の様子
講義してくださった瀧川氏
世界各国の蜂蜜が用意されました。学生たちがまず驚いたのは蜂蜜の種類の多さ。国別では10カ国以上の蜂蜜があり、ハンガリーやルーマニア、ブルガリア、ミャンマー、ベトナム、中国、カナダ、アルゼンチン、バングラディシュ、そして、国産品は昨日採取したミカンとレンゲの花の蜂蜜が用意されました。
当日用意された各国産のはちみつ
展示されたミツバチ
花の種類はアカシアやクローバー、ライチ、マヌカ、コーヒーなど一般的なものから変わり種まで様々あり、学生たちはクイズを通して蜂蜜の基礎知識を学び、その場で焼いたパンに蜂蜜をつけて味の違いを感じていました。
クイズの解答をスケッチブックに書いて発表する学生たち
蜂蜜を試食する学生たち
焼きたてパンを提供する山原教授
チーズや紅茶など蜂蜜と合わせる食材を提供する野村先生
瀧川氏は「蜂蜜はそれぞれの国の農作物や花、樹木に基づいていて、ミツバチが世界各地で一生をかけて採取している。土地の土も違えば水も違う、気候や風土が異なることで様々な味や濃度、栄養分が全く異なるハチミツが出来上がります」と話しました。
「一匹のミツバチが一生で採取する蜂蜜はスプーン一杯」という事実も教えていただきました。今後も食の第一次産業に従事する生産者の大切さや大変さ、働く楽しさを学生たちに伝えていきます。
来たる8月3日は「はちみつの日」。
経営学科 講師 野村翔司