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本学ウクライナ人学生が被爆資料等をウクライナ語に翻訳
本学に在学しているウクライナ人学生が、広島県の広島平和記念資料館に展示されている被爆資料等を説明するウクライナ語版音声ガイドの翻訳サポートを行いました。広島平和記念資料館の音声ガイドにウクライナ語が導入されるのは初めてで、今月16日から貸出が始まります。
2022年2月のロシア軍によるウクライナ侵攻後、本学が受け入れているウクライナ人学生は、昨年7月下旬に在日ウクライナ大使館より、広島平和記念資料館に展示されている被爆資料等のウクライナ語翻訳サポートの依頼を受けました。
12人の学生が被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や絵など約70点の資料を分担し、約3週間かけてウクライナ語に翻訳。その後、ウクライナ大使館のチェックを受けた後、昨年12月に日本で活躍しているウクライナ人オペラ歌手のデニス・ヴィシュニアさんによってナレーションが吹き込まれました。
今回ウクライナ語の音声ガイドを制作することになった背景には、ウクライナ・ゼレンスキー大統領夫人、オレナ・ゼレンスカさんの思いがあります。
オレナ夫人は、侵攻後、ウクライナの文化を守り、世界各地に広がっているウクライナ国民が祖国を感じる一助となるように世界の有名な資料館や博物館等にウクライナ語の音声ガイドを作ることを発案。去年5月に行われたG7サミットでゼレンスキー大統領が広島平和記念資料館を訪れたことがきっかけとなりました。
広島平和記念資料館の音声ガイドとしては、15言語目で、資料館の常設展示の入れ替えに合わせて今月16日(金)から貸出が開始されます。
また、3月21日(木)には、ウクライナ語の翻訳サポートを行なった本学ウクライナ人学生3人が広島平和記念資料館を訪れる予定です。
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