日経大コンテンツ

「2023年度 学内ビジネスプランコンテスト」 本選開催・受賞者決定

 

10月28日、「2023年度 学内ビジネスプランコンテスト」の本選を福岡キャンパス KOROKANで開催しました。
今年度も昨年・一昨年に引き続き3キャンパスをオンラインでつないで実施。会場の様子はYouTube Liveで中継したほか、福岡キャンパスでは別室を設けてライブビューイング形式で放映しました。

今年のテーマは「~SDGs:未来を実現するために~」。3キャンパスから集まった総勢400プランの中から、予選を勝ち抜いた8組がそれぞれ身近な課題や社会課題の解決を目的としたビジネスプランをプレゼンしました。

審査員は公益財団法人 くまもと産業支援財団 産業振興部 起業家支援 総括審議役の森敏秀氏、株式会社ナインエッジCEOの渡辺一矢氏、そして本学副学長の松本一朗の3名がつとめ、厳正な審査のうえ最優秀賞1組・優秀賞2組が決定しました。

 

 

【最優秀賞】井上未来(イノウエ ミライ)さん(福岡キャンパス 経営学科3年生)
プラン名「Loss Flower Restaurant ー眺めて、感じて、食べられるー」

コロナ禍によるイベント自粛により、破棄される花「ロスフラワー」が増えている問題や形の悪い野菜が食べられるのにも関わらず廃棄されるフードロスの問題に着目したプラン。花を活用したレストランを経営し、エディブルフラワーや少々形は不揃いでも美味しく食べられる野菜を料理に使用したり、廃棄予定の花を使用した商品を取り扱ったりすることで解決を図ります。

 

【優秀賞】シャトラーズ
渋谷我歩(シブヤ ガボ)さん(福岡キャンパス 経済学科3年生)
羽生伊織(ハブ イオリ)さん(同 商学科3年生)
プラン名「デリバリー五右衛門風呂」

キャンプ愛好家に向けてドラム缶を再利用した五右衛門風呂をデリバリーするというプラン。
渋谷さんの家業で培われた技術や羽生さんの出身地が持つ特性といったそれぞれの強みを活かし、五右衛門風呂のデリバリーを通じて「技術を生かして新しい産業を生み出したい」「ドラム缶の再利用で処理問題を解決したい」という課題の解決を目指します。

 

【優秀賞】レオニダ ランザル ラリオクさん( 神戸キャンパス 商学科3年生)
「ECOBUILDER」

「日本のプラスチック廃棄量が世界で2番目に多い」という問題を解決するため、プラスチック廃棄物を機能的で耐久性の高い建設資材として再利用するというプラン。プラスチックの廃棄だけでなく、雇用を創出して経済成長を図るほか、学生のワークショップや見学を通じてリサイクルへの意識を高める教育の場としてもこのビジネスを活用していく考えです。

 

受賞者コメント

 

【最優秀賞】井上未来さん

 

-受賞の感想は?

井上さん:受賞できてとても嬉しい限りです。
私自身、大きな発表をしたのは初めてでとても緊張しました。
それでも、担当についてくれた先生が遅くまでリハーサルやアイデア出しに付き合ってくれたからこそ受賞できたと思いますし、とても感謝しています。

 

-今後の抱負は?

井上さん:今回のプランは自分にとっても力作だと思っています。
せっかくこうした機会を得られたので、これからは今回の内容を「プラン」に留まらせず、事業にしていければと思っています。

 

【優秀賞】シャトラーズ(渋谷我歩さん、 羽生伊織さん)

 

-受賞の感想は?

渋谷さん:とても嬉しく思っています。
今回、重要視したのは「実現可能なプラン」という点です。2人の強みを生かし、学生ならではの発想で「明日からでもできること」という視点で考えました。
今回の受賞で所属するバドミントン部のみんなにも明るいニュースを届けられてよかったです。
先生方も遅くまで付き合ってくださって感謝しています。

 

-今後の抱負は?

羽生さん:今回プランを作るにあたって、材料費がかからないことも一時間程度でできることもわかってきましたので、できれば実際に起業したいと思っています。
しかし、起業といっても簡単ではないと思っています。
今後は五右衛門風呂で終わるのではなく、ドラム缶の再利用まで考えて、さらに利益の上がるプランにしていきたいと思っています。

 

カテゴリー