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公開授業「eスポーツのチーム運営について」を実施

 

11月27日、株式会社 戦国の代表取締役社長 西田圭氏を講師としてお招きし、公開授業「eスポーツのチーム運営について」を実施しました。
株式会社戦国は九州・福岡を本拠地とするプロeスポーツチーム「Sengoku Gaming」の運営会社で、チームの運営を通じて「eスポーツ」という文化の普及発展に向けた取り組みを進めています。

講義では、近年急速に発展しているeスポーツのビジネスモデルやチーム運営について解説。
野球やサッカーといった他のスポーツとの共通点や相違点、日本と世界の違いについて触れ、「日本では大会を運営する会社を中心としたビジネスモデルだが、世界ではチームが業界を牽引している。”eスポーツ先進国”と呼ばれる国々のようになるためには、日本でもチームが中心となって盛り上げるような形にしていくことが必要」と話していました。

 

 

また、同社はプロスポーツチームとしての活動のほかに「eスポーツを知ってもらうための活動」を推進しています。
講義で紹介されたSengoku Gamingのホームスタジアム「eSports Challenger’s Park」は、単なるスタジアムではなく、チームとファンとの交流の場や気軽にeスポーツに親しめる場としても活用されています。西田氏は「オンラインだけだと選手の人となりも、なかなかわからないと思います。オンラインのいいところも活かしつつ、人と人との繋がりを持てる場を作っていきたいです」と話していました。

その他にも、同社はこれまで地域のショッピングモールで親子大会を開催したり、中学校で全生徒参加型のeスポーツ大会を開催したりといった活動のほか、シニアと小学生で一緒にプレーすることで世代間交流を促進する活動などを実施しており、そうした活動についても紹介されました。

 

 

講義の最後には質疑応答が行われ、事前に募集していた質問に西田氏が回答。
その中のひとつ「将来eスポーツ関連の職に就く場合、どのようなことが求められますか?」という質問に対しては、「もちろん技術も必要ですが、eスポーツに限らず仕事というのは必ず最後は人と話し合って進めていきます。また、異なる世代や他社の人とのコミュニケーションも求められるので、さまざまな世代の方々ともたくさん話しておくことはとても重要だと思っています」と答えていました。

 

 

本学 経営学科には、eスポーツ・アニメ産業コースを開設しています。
同コースでは、eスポーツやアニメなどのコンテンツ産業を牽引する人材を育成するため、コンテンツ産業の企画・運営や関連ビジネスの動向について実務経験者から学べるカリキュラムを実施しています。

 

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